塗装の工程を知る

塗装工程


塗装系を確立することすなわち,塗装工程をセットすることであるが,塗装工程については,その表示内容は,仕様によりそれぞれ,様様であり,決定的な表示内容は存在しない。それぞれの塗料の目的を発揮するために必要な最少限の条件なり,方法を示すものである。
塗装工程は,各工程のそれぞれの目的に応じ品質設計された塗料を選択し,組み合わせて,塗重ね時の層間付着性とか塗替え性が良好であり,効果が発揮できれば,積極的に塗装系を設定していく。
塗装工程を組み立てることは仕様書を作成する第ーであり,塗装計画を立案する第一歩である。
準装工程は,
① 塗装の目的における要求性能を適確につかみ,それに対応した塗料を選定する。
② 選定される塗料は1品種でなく,他品種でも同一目的の中で塗装系を形成する。
③ 選定された塗料の施工条件,塗付量,乾燥時間等を正しく表示して工程内および目的の性能を発揮させる必要条件を明記する。
④各工程の条件が設定できたら,組合わせによる塗装工程を組み,塗装系を決定する。
⑤ 工程が設定できた後はその工程に対する工法,使用塗料の品質基準を明記し,仕様書化していく。
塗装工程において下塗り,中塗り,上塗りはその中心となるものであるが,総合的な塗装系を考える場合に,塗装における目的の1つである美装の面から設定する場合に素地面の状態を均一化する工程として,補助的な各種ノfテの使用に対する工程と,その表面なり各工程における調整に使用する研磨紙ずりの工程など,必要に応じて,下塗り,中塗り,上塗り等の聞に設定される。
しかし,性能面においては,使用する材料がパテであるため,いかにすぐれたパテといえども限界があり,保護を目的とするときはもちろんであるが,美装上の面からも,パテを施工する工程数や,パテの使用量は最少限にとどめておくべきである。
最近の塗装工事の事故の発生ではく離,ふくれ,ひび割れといった,重症な事故の原因にパテ付け,パテかい等の工程が影響している例が多発しているので注意が必要である。

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